てきとうマンガテク「えるせん」
みゃーび作画担当「S」です
えす
「マンガ家になって儲けたろ」って人がまず躓くのが「背景」でしょう
特に建物などの遠近法
一度わかるとスゴい武器になりますが、ま~難しく見えるンですよね
みゃーびがあみだした遠近法の極意を教えちゃいますよ!
超遠くの消失点にはエルセン
このてきとうなアパートで説明するよ!
まず奥行の消失点はココ
こういう2点透視で片方が近いと、もう片方は遠くなりがちです
消失点から水平に線を引きます
これが「目線」カメラの高さと考えてください
この目線の高さに消失点があります
屋根や地面の線を延長してみましょう
いや~ほぼ平行で消失点は遥か遠くとわかります
ここからが本題です
こんな遠くの消失点なんてとれませんよね
そこでエル線という技術を使いますよ!
パースの広い方、「目線」と「屋根」を結ぶ垂直な線を引きます
この定規は目盛りがすりへってて見えにくいですが5,5cmのところに引きました
垂直線(エル線)を引く場所は「計算しやすい数」がオススメ
5,5cmなので5で割って1.1cmのところで目盛りを入れます
今度はパースの消える方
目線と屋根の垂直線で「良い場所」をさがします
ココでは4cmのポイントにエル線を引きます
4cmを5で割った8mmのところに目盛りを入れます
しかし・・木がジャマなところにありますねェ・・
あとは同じ目盛りを線で繋ぎます
コレで超遠い消失点を取らなくてもパースが狂うことはないでしょう
こんなかんじです
・・このアパートはむかーし描いたモノですが、ちゃんと描いてて感心します
まとめ
・今回は5,5cmと4cmという5で割りやすいポイントにしました
・2本のエル線を共通で割れる数値、3でも5でも10でもいいです、計算しやすい数でどうぞ
・「エル線」というのは製図の技法のようですが
みゃーびはアシをしていて思いついたのでパクリとか言わないように
ま~今では超遠い消失点の時は面倒なので目分量で引いちゃいますけどね