てきとうマンガテク「キャラを浮かび上がらせる」
ポニマニ製作シンクタンクの背景担当Y氏はヒマ人で
容赦なく描きこみまくる癖があります
例えばコレ
「ユタTをみせびらかすナユタ」ですが
背景がうるさすぎてキャラが目立たないのです
師匠である国友先生の所ではキャラを浮かび上がらせるため「白フチをとれ」と学びました
白フチとはキャラの主線の外に一本ホワイトを入れること
こんなカンジ、人物と背景が分かれてキャラが目立ちます
アナログだとミスノン(修正液)をペン先につけて縁取ったもんですが
デジタルだと「主線を選択して範囲を+10」みたいにして一瞬でできます
いや~ラクになったもんです
せっかくのデジタルなので、もういっちょ小技を使ってみましょう
背景に「やわらかめブラシ」でホワイトをブワ~と吹いてトーン化することで
キャラが光ってるようにでき、さらにキャラが浮かび上がります
こんなカンジでグラデーショントーンで描いたようになります
コレを実際のスクリーントーンで削ると丸一日はかかりますよ
描きこみのうるさい背景に特に効果的かと思われます
ただし、あまりにCGっぽいんですよねぇ
アナログの頃はCGや写真のように見せるため
トーンを消しゴムでこすってボカす・・とか試行錯誤したもんですが
現在はトーンをあえて荒めのカケアミブラシで削る、とか
逆にアナログっぽくみせるかを考えています