ポニテマニアックス

てきとうマンガテク「デジタル作業の恩恵」

ポニマニは線画までアナログで仕上げがデジタルです

 

デジタル処理、コレは実は物凄い技術革新だったのです

アナログ100%時代

 

みゃーびがアシだった頃はまだWINDOWSが98で、APPLEもシェア3%みたいな

パソコンはゲーム用途か、事務作業で会社しか使ってない時代でした

 

その頃の漫画制作は全て人力でした、コピー機くらいはありましたが

 

漫画家先生がキャラを入れたB4用紙に背景や集中線を入れて

失敗したら「ハァ~」とため息を吐かれる

なので、まず身に付いたのは「修正技術」でした、ホワイトで必死に直すのです

 

トーンも直に貼って削って重ねて・・と

まァ~コレが「時間がかかる」「汚れる」「音がうるさい」「トーンの削りカスで肺をやられる」とか

あと漫画家的には「トーン代がバカかかる」・・と

もの凄い重労働でした

さらに単行本になる前にトーンが剥がれてないか一枚一枚確認とかさせられました

 

漫画家も、たとえば血しぶきとかの時、筆につけたインクを「プッ!」と吹くのですが

コレが一発勝負で・・

 

漫画制作は職人芸だったのです

 

デジタルの恩恵

 

そして現在、PCでほぼ全ての漫画制作の作業ができるようになり

チョ~楽になりました

たとえばコレ

ビミューにガンの角度がおかしかったり、銃が小さかったりします

 

この状態で漫画家に見せると

「オイオイこのベレッタ、M92じゃあなくてM1934(チョッと小さい銃)かい?」と言われ

殺される勢いでリテイクをくらうでしょう

コレを直すのは至難の業です

 

しかしデジタルで上の漫画のように人物とベレッタM92FSを別個に描いていたら

拡大縮小・角度調整はお茶の子さいさいです

・・と言っても銃自体がデッサン的に間違ってるとどうしようもありませんが

 

まとめ・デジタルの強さ

・アンドゥ(やり直し)が容易

・トーンなどの画材代がかからない(PC等の先行投資は要る)

・静か

・疲れにくい

・場所をとらない

などなどメリットてんこ盛りです

 

体感的にアナログより3倍はラクになったカンジです

 

・・ただしPCが死んだら終わりなのが恐ろしいところですね