てきとうマンガテク「写真っぽい絵」
「ポニマニの作画に入ろうかな~ン」とか考えてた頃
当時はMac POWERBOOK G4にてフォトショ7が製作環境でしたが
ハッキリ言ってパワー不足を感じていました
そんな時 CLIPStudioが今ナウいマンガ家に使われてると聞いて調べると
「写真」を「線画+トーン処理」に変換できる機能を知り
こりゃラクになるわい・・と制作環境を揃えました
やってみたよ!
しかし・・写真ですなあ・・
まぁ、もの凄いテキトーに処理したのでこうなりましたが
ちょいと みゃーびの漫画には使いづらいッスね~
というわけでポニマニでは背景は担当Y氏に丸投げです!
アナログ写真風
とはいえ漫画では写真っぽい方が上手に見えちゃうモンです
これは「スズキ PV50 エポ」ポニマニ主人公のマサユキの愛車
トレース&トーン処理で普通に仕上げたもの、この時点で写真っぽいのですが
もう一手処理すると・・
どうですかね?写真っぽさアップしたんちゃう?
絵と写真の違い
それはズバリ「主線が無い」ということ、主線とはキャラや物の輪郭のこと
写真をみてもペンで描いたような線なんてありませんよね
上のバイクは輪郭線をできるだけ削ってボカしただけ
要するに「線を減らせば写真っぽくなる」のです
漫画は絵
漫画のアシスタント時代
トレースして線をとばしまくった背景を描いて
ドヤ顔で漫画家先生に見せた時に言われました
「これじゃあ写真だね、俺が描いてる漫画は絵なんだよ」・・と
上の街景やバイクのようなのが背景にあるとキャラから浮いてしまうのです
漫画にはそのマンガ家の作風があり、それに合った背景というものが求められるのです
コレには目からウロコでしたね
それ以降はみゃーびの漫画は全て手描き(トレスは使う)です
ちなみに「漫画は絵」という言葉には
絵は上手い方が良い・・という意味も込められているダブルミーニングだったりします
みゃーびの座右の銘の一つです