みゃーび筆を選ぶ
studio みゃーび 作画担当Jは小学生の頃
習字の授業がニガテでした
↓この上のような字を書いてたからで
↑下の字は大人になってからの字
どっちも下手
まぁ・・テキトーに筆ペンで書いたのでね、かたじけない
・・で、なにが違うかというと
ガキの頃はベタッと書いてて力加減ができてなかったのです
その後、美術の授業でレタリングを習い
こういうのを覚えたのです
力を入れるところは入れ、抜くところはシュッとさせる
要するにメリハリです
コレは字でも絵でも同様なのです
漫画ではだいたい上記の4種の線で構成されます
マンガのアシに入って最初に教えられたのが「線の引き方」でした
ガタガタの線を引いて「これは『弱い線』でダメだよ」とか苦戦したもんです
シャープな線、思い通りな線が引けるまで精進すべし!
特に「強弱のある線」は自在に引けるようになると凄い武器になりますよ
ペンを選ぶ
力の入れ方でも調節できますが、ペンを使い分けるほうがカンタンです
studio みゃーびでは4種のペンを使い分けます
〇「新しい丸ペン」:細い線やタッチに使う
〇「使い込んだ丸ペン」:均一な線、背景などに使う
〇「新しいGペン」:女性キャラに使う
〇「使い込んだGペン」:野郎キャラの主線に使う
「新しいペン先」の切れ味が落ちてきたら新品に交換して
「使い込んだ」方へ替える
こういうローテーションです
例
男はぶっとく強弱つよめ
女性は細目でお乳とかにメリハリをつける
ひじ掛けのような背景は均一的な細い線や太い線
顔のホレ線などは新しい丸ペンで細く
こんなカンジです
漫画作業工程
マンガ作画の作業工程は
「下書き」→「ペン入れ」→「PC取り込み」→「修正」→「仕上げ」
こういう手順でして
「下書き」はどんな絵にするか悩んだり
「仕上げ」は完成に近づくので楽しいのですが
「ペン入れ」は下絵をなぞるだけなので作業なんですよね~
一番モチベーションが上がらないので
「ペンタッチを考えながらイイ感じになったら嬉しい・・」みたいな
線一本一本を引く時に意識する
FPSゲームで
「遠くの狙撃はスナイパーライフル」「近づかれたらショットガン」「まとめてグレネード」
こんなカンジで武器を使い分けるように
ペンは漫画描きには「武器」なのです
ペンの切り替えるタイミングを考えたり頭を使わないと退屈でしてね~
作業工程になにか楽しいことを見つけるのが続けるコツですよ