トーン de 影と鏡
漫画制作における独自性として「トーン処理」があります
今回はトーンを効果的に貼って上手く見せるコツです
昔話
漫画アシ3年目の頃、女友達とデートっぽいイベントがあり
新宿アルタ前で待ち合わせして
チョイと早く着いたので「漫画の描き方」の本を読んで待ってて

こういうトーン処理のページを見てた時、彼女来まして
「こういう事(トーンの削り処理)できないん?」と言われまして・・
はっ?こんな基本の処理なんぞ日常だが?
・・と思いましたがワンチャンを期待して笑ってごまかしました
ワンチャンはなかったンですけどねぇ・・
どうやら漫画業界でない人には凄い技術に見えるようですが
アシやってれば日常茶飯事なのです
当時はスクリーントーンをカッターナイフで削ってましたが
昨今ではPC処理なのでブラシでブワ~っと一発です
ラクな時代になりました
楽になった反面、トーンを効果的に貼る(塗る)ため思考が必要です
どうせなら少ない手間でイイ感じに見えるようにしたいですよね

てきとうなモコを用意しました
こいつに何パターンかのトーン処理をしてみましょう
ふつう

まずは足元に影をおとして「ココに立ってる」状態

影を足から離すことでジャンプしてるように見えます
逆光

うしろから光があたってる「逆光」です
・光の当たってるフチを白くけずり
・かげになるところは濃い目のグラデーション
・足元に長めの影をおとす
カッコイイ処理でキメシーンにオススメ
うつりこみ

鏡面やツルツルした床を表現した処理です
人物が上下逆になったような形で貼ると良いでしょう
こんなカンジです
トーンの貼り方ひとつで「光」と「空間」を表現できるのです
こういう箇所が1~2ヶ所くらいあれば
「こいつ・・デキる・・」と思わせられますよ
トーン処理をする時は「影」「うつりこみ」などが発生する所はないか探し
チョッと一手間かけることで一段階上の絵にみえるのでオススメです
