部屋の遍歴
漫画を描くにあたり面倒くさいのは「背景」でしょう
漫画のアシスタントの仕事でも背景描きは重要です
背景を任せられるようになってからが一人前のアシといえるでしょう
背景描きの作業でも「元原作り」は花形といえます
元原とはチョッと気合の入った「使いまわし」をする背景カット
上手い人が描いた絵をコピーして原稿に貼り付けて背景を埋めるもの
(元原とは師匠の所での呼び方で他では「描き貯め」とか呼ばれる)
かつてアシ時代、連載表紙用カットとして「繁華街の夜景」を頼まれ
どうして良いのか悩みに悩んで30時間かかったことがあります
先生からは「時間かかりすぎ!」と叱られつつ
そのカットは元原としてストックされ、その後もちょくちょく使われることになりました
時間はかかったものの気合が入っていたので許されたエピソードです
漫画制作はとにかく作業が多いので少しでもラクをするために試行錯誤します
それはポニマニでも同様でして
例:マサユキの部屋
主人公マサユキはいい大人のくせにおもちゃ好きで部屋のパーツが多いのなんのって
こんなのをイチイチ描いていたら終わりません
コレは炬燵(コタツ)のあるところ
コレを基本として
初期はコタツにマサユキのカバンとか衣類が置いてありました
ポニテ人が住み着くようになって、宇宙船スティングレイが鎮座します
スティングレイが別次元に行ったのでナユタの衣類や本などの私物置き場に・・
このようにコタツの上に置く物を別に描き
組み合わせることで時間経過を表しています
このやり方は「デジタルなのにアナログちっく」な古いやり方ですが・・
使える物は使い倒す!コレが漫画家の生き残る術なのです!!
ナウいヤング漫画家は3Dとかでコタツやオブジェクトをつくり
好きなように組み合わせ・アングルも変え放題~な手法もありますよね
CLIPStudio等漫画制作ソフトにも車とか教室などフリーに使えるアセットがあり
現在、漫画制作はかなりラクな環境になっています
夢のような時代ですね~
当方は「漫画は絵」という教えがあるので当面アナログちっくでいくつもりです